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この二週間で、ヒエログリフで書いた数字にだいぶ慣れました。これまで何度となく数学史の本を読んでもさっぱり覚えられなかったのに。やはり、「自分で書く」のが最高の勉強法ですね。

でも、リンドパピルスのヒエラティックは読めない…(ヒエログリフは楷書、ヒエラティックは崩し字的な位置づけ)。

「ひとさまに説明できるくらいになってはじめて、それなりに理解したといえる」という基準は、私には、妥当な基準に思えます。

あることを自分が理解したかどうか知りたかったら、他人(たとえばテトラちゃん)に説明してみよ。うまく説明できたなら、理解している。うまく説明できなかったら理解していない(とみなす)。コレはとてもいい試金石。

あなたの心の内側に素直なテトラちゃんが住んでいるなら、あなたの説明に対して邪気なく聞き返すだろう。「でも、この場合もそうなんですか?」「それって、どういうことですか?」「必ずそうなるっていえるんですか?」それらに答えられてこそ、理解したといえるのではないか。なんて甘美な一人ゼミ。

そんな理解チェックの最も基本的な形態は「例を作ること」。そう、『数学ガール』のテーゼともいえる《例示は理解の試金石》である。自分がそのことを理解しているなら例を作ってみよ。適切な例を作れたなら、理解している。作れないなら、理解していない。

「適切な例を作る」というのは、言い換えると「『たとえば?』という問いに答える」ことである。自分のことを信頼し、慕ってくれている人からダイレクトに「たとえば?」と聞かれたときのことを想像する。「それは、たとえば、どーゆーことなのかにゃ?」という問いかけに、あなたは何と答えるか。

慣れてくると、自分で自分に問いかけ始める。「定義は何?」「条件は全部使ったかな?」「求めるものは何?」「与えられているものは?」「たとえば、どういうことなの?」

問いかけは、非難ではない。

素直な問いかけに答えることは、答えようとすることは、思考を前進させることとほぼ同義だ。

問いかけは、非難ではない。
問いかけは、人格否定ではない。
問いかけは、不信ではないのだ。
自分に向けられた問いかけを素直に受け入れると、世界が広がり、理解が深まる。いつも心にテトラちゃん。

>例示と理解と問いかけと
http://rentwi.textfile.org/?822414819273756672s

この連ツイもまた、加筆修正して結城メルマガの読み物にしましょうね。

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2017-01-20 (Fri) 21:05:47