[rentwi.hyuki.net]

倉下さんのこのScrapboxに書かれていた「ノウハウ本に溺れる人」という表現が興味深い。「ノウハウを過剰に求める」「裏技を過剰に求める」「コツを過剰に求める」というのは何か深い共通点がありそう。(続く)
https://twitter.com/rashita2/status/1095190438749777920

単純に考えると「ものごとをうまいこと進めるためには、必ずコツや裏技があって、それを知ることによってものごとはうまく進められる。そのコツを教えてくださいよう〜隠さないでくださいよ〜」というシンプルな考え方をする人はいそう。でも、それだけではないとも思う。

「自分を観察することの欠如」があるように感じる。自分がどんな能力があって、どんなことが得意で、現在どういう状態になっているかということを抜きにして、「そのコツ」さえ手に入れたら、すべての問題が解決し、ものごとがすべてうまくいく、というイメージを持っていないかどうか。

本来ならば、自分の現状を把握して「私にはこれができる」「私にはこれはできない」「私は少し助けてもらえばこのくらいできる」という知識こそが大事で、その知識を専門家に伝えると、そのとき本当に「自分にいま必要な知識」を得ることができるのではないか。それを失念している可能性。

もしかしたら、自分の現状をあえて見ないようにしているのではないか。何かを行う主体であるはずの自分をないがしろにして、手段だけを求めようとしたくなる。それは、深いところで何かひっかかりを感じる。とっても大事な主要因(自分)を無視してものごとが進むはずはないのに。

結城の現在の発想だと、学ぶときに必要な大原則《自分の理解に関心を持つ》に結びつけて考えたくなる。自分がある項目を理解しているかどうか知らないのに、知ろうともしないのに、それを実現するためのコツだけ求めて何になろうか。そういう話。

主要因を無視して物事を進めようというのは、シンデレラの存在を無視してシンデレラの舞台を構成しようとするのに似ている。

そんなことをふと思いました。

「ほんとうのコツはたいてい身も蓋もない」という箴言を思いつきました。

・勉強のコツ → 時間を掛けて、自分がほんとうにわかったと思えるまで続けること。
・プログラミングのコツ → おかしなことが起きたら、どんなことが起きているかを丁寧に調べてプログラムを読み返すこと。

とかね。

自分を観察するコツ?
それはもちろん「自分を愛すること」です。

https://twitter.com/haramura3/status/1095224457260482560?s=21

「コツを求める気持ち」を結城自身に適用してみると思い出すことがある。

それはたとえば私のこのツイート。これは明らかに自分では大して考えずに「イラストを描くコツ」を求めてるよね。
https://twitter.com/hyuki/status/1094442299470229504?s=21

改めて、自分のことを考えつつ、わたしの求める「イラストのコツ」は何だろうなと考えてみることにしよう…

2019-02-12 (Tue) 16:16:09