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紹介文を読むと、視聴者の「データに対するリテラシー」を劣化させようとする番組に見えてしまう。 / “マツコ・デラックスとAIが“明るい未来”を考える♢AIに聞いてみた どうすんのよ!? ニッポン |NHK_PR|NHKオンライン” http://htn.to/eKKT2k

たとえば「一見、まったく無関係な事柄と連動している」のあたりで怪しそうと感じました。大量のデータを入れただけでは、注意して扱わないと、まったく無関係なものに対して、関係があると誤解する恐れがあります。単なる相関を因果関係に誤解するのは非常によくある話です。そのあたり、大丈夫なの?

統計を教える先生は、そのような誤謬に引っかからないように教えるわけですが、それに逆行している恐れがあると感じました。なのでデータに対するリテラシーを劣化させる恐れ、と表現しました。この番組を専門家が見て、ぜひ評価してほしいと思います。ちゃんとした先生が監修しているのかしら?

もう一点「一般企業と共同で開発するとAI内部の解剖は難しいため「じゃあ自分たちでゼロからつくろう」と」って、何を言っているのかわかりませんが、とても危うい匂いがします。専門家や先行研究軽視の匂いです。もちろん、ここでいう「自分たち」が専門家ならばいいのですが…

そういえば「単なる相関を因果関係と誤解する例」としてGIGAZINEがこんな記事を紹介していましたね。もしもNHKがこのレベルのミスをするとしたら超がっかりですが…さてどうなるでしょうね。
http://gigazine.net/news/20170403-correlation-causation/

「ニコラス・ケイジの映画出演数」が増加することと「乗員が死亡したヘリコプター事故数」が減少することには相関があるという話も(もちろん因果関係はありません)。ヘリコプター乗務員はニコラス・ケイジを応援すべし(もちろん冗談です)。
http://gigazine.net/news/20140512-spurious-correlations/

ナンセンスな例ならばジョークで済むけど、それっぽい結論が出そうなときこそ、社会にとって脅威になりかねないので注意がいる。その扱いはとてもデリケートではないかなあ。

Wikipediaの「相関関係と因果関係」もおもしろいページですねえ。

2017-07-21 (Fri) 07:55:26